ヤマアラシのジレンマ
ヤマアラシはその体を覆っている針の山のようなトゲのため、寒いときに身を寄せ合って暖め合おうとすると互いに相手を傷つけてしまう。かといって離れすぎると凍えてしまうので、相手を傷つけずに何とか体温を感じられるような適度な距離を探して保つようにしなければならない。という寓話。
出典は確かショーペンハウアー。←合ってた
心理臨床では近づくと傷つけ、かといって離れることはできない人間関係(思春期の親子等)を説明するのに使われることがある。
今朝、ふと思ったのは、
ヤマアラシだって穏やかな気持ちの時は針が寝ていて刺さらないのでは?ということ。
興奮して気が立っているから針が逆立つ。
優しい気持ちでいれば針は寝て体を寄せ合うことができるはず。
けんかばかりして、一緒にいると傷つけ合う状態。
腹を立てているから針がたって傷つけてしまうのだよね。
まさに「刺々しい」気分。
怒ってもろくなことはない。と分かっているのに…
以下はWikipediaよりコピペ。
(ヤマアラシの項より)
『ヤマアラシのジレンマ』とは「自己の自立」と「相手との一体感」という2つの欲求によるジレンマ。寒空にいる2匹のヤマアラシがお互いに身を寄せ合って暖め合いたいが、針が刺さるので近づけないという、ドイツの哲学者、ショーペンハウアーの寓話による。但し、心理学的には、上述の否定的な意味と「紆余曲折の末、両者にとってちょうど良い距離に気付く」という肯定的な意味として使われることもあり、両義的な用例が許されている点に注意が必要である。
学生の時に、よく聴いたな。